(前編からの続きです。) 前編で述べましたとおり、公教育は、すべての個人がその社会の共通認識を身につけるという意味で重要な役割を果たしています。さらに、公教育が目指すべきは、意味空間を共有する社会の中のすべての個人が社 […]
コラム・教育への思い(前編)(OGC-20)
8月初旬の琉球大学人文社会学部講義棟。私は、担当クラスの期末テスト試験官として教室にいました。記録的な猛暑のなか、教室の窓からみえる中庭の緑の木立も、きこえる蝉の鳴き声の合唱も、暑さを想起するので意識を向けようとはせず […]
7.7講演セミナー「沖縄で、ガザを考える」
塾長が代表を務める「沖縄グローバルセンター」からの講演ご案内です。 講演セミナー「沖縄で、ガザを考える」 日時:7月7日(日)16:30-17:30 場所:かんざわ英進塾(那覇市古島2-26-6) (専 […]
コラム・グローバル人材(OGC-19)
「国際関係論を勉強したいので、県外の大学を受験します。」 「国際的な仕事に就きたいので、沖縄を離れます。」 私の塾で勉強する高校生、センターに顔を見せる大学生がそのように言うのを何度も聞いて、頼もしさと寂しさの入り […]
コラム国際情勢(OGC-18)
今月、沖縄グローバルセンター(OGC)にて投稿したコラムを貼らせていただきます。 2001年9月11日、米国ニューヨーク。 私は、マンハッタンのコロンビア大学で、ミクロ経済学の授業を受けていました。外務省入省4年目 […]
沖縄(OGC-17)
沖縄に移り住んで5年近くが経つ。もともとは、前職(外務省)の職員としての転勤で来たので、自主的ではなかったけれど、その仕事を辞めてもそのまま沖縄に残り、この地で新しい仕事を始めたので、その意味では、自らの意思で、沖縄で […]
個々が輝く社会を目指して(OGC-16)
過去15回にわたり、現状分析を行った上で、世界、そして日本の進む方向について書いてきたが、今回はこれまでの締め括りだ。なお次回は、私が移り住むことになった沖縄について書く予定で、次々回から、私たちはどのように生きるべき […]
勉強することの意味はなんですか?
生徒から「なんで勉強しないといけないのですか?」と素朴な質問をよく受けます。また、他の先生から「生徒から勉強する理由を尋ねられてうまく答えられなかった」との声もよく聞きます。ですので、今日は、勉強することの意味について […]
小さくともキラリと光る国(OGC-15)
一人の人間、一つの国家は、過去の栄光を引き摺ってしまうものだ。昭和終盤の勢いのあった日本を経験している世代は、いまも国力を過大評価しがちであり、大国的役割をいまの日本にも求めてしまう。理想や野心をもつことは人間や国家が […]
豊かな国とは何か(OGC-14)
前回、私は、悲観的な現状認識が広まるなかでも、価値観を再構築する意識さえ持てば、日本の将来を前向きに捉えることができると書いた。つまり、「豊かさ」に関する価値観をリセットして、量的拡大を追い求めるかわりに、質的な豊かさ […]