民主主義というシステムについても、注意が必要である。 ヒトラーも、プーチンも、民主主義体制のなかで正統に選ばれたリーダーである。当時のドイツ、ロシアは、私たちの民主政治とは異なるのだ、独善的指導者の暴走を抑えられなか […]
価値観の相対性-資本主義(OGC-6)
昨今、資本主義円熟期の暗い側面について焦点が当てられることが多くなっている。経済的不公正の問題にとどまらず、気候変動、度重なる自然災害と疫病流行、核兵器戦争の危険性、軍拡、技術的破壊などの地球規模課題に対して、資本主義 […]
価値観の相対性(OGC-5)
この10年、20年を「激動の時代」と考えなければならない最たる理由は、価値観の相対化、流動化が速いスピードで進んでいるということである。政治、経済、国際関係、科学技術の変化などは、いつの時代にもみられる珍しくないものだ […]
世界情勢の見方(OGC-4)
私はサラリーマン時代、週3回以上は夜飲みに行っていた。仕事上の付き合いの席では、米中対立、中国の海洋権益、ウクライナ、アフガン、ミャンマーなどの地域情勢が話題になることが多かった。しかし、いまは、そのようなテーマではな […]
世界情勢の見方-国際関係の地殻変動(OGC-3)
数年前から、国際関係の話題として「米中関係」が取り上げられることが多くなった。中国が、経済面、軍事面などを含め、総合力を急速に強めて、唯一の超大国であった米国の覇権に揺らぎが生まれている。価値観に相違のある、この二大国 […]
世界情勢の見方-国際関係の地殻変動(OGC-2)
いま私たちが生きている時代は「激動の時代」とよく言われる。私もそう思う。今年、長年勤めていた国家組織を辞め、新しい挑戦をしている私に対して、「安定した仕事を辞める決意によく至ったね」と尋ねる人が多いが、私は決まってこう […]
沖縄グローバルセンター(OGC-1)
沖縄から世界へ。 私が代表を務める「沖縄グローバルセンター」(以下OGC)は、明るい未来を担う若い世代とともに、今日の地球規模課題、人類共通の問題について、じっくり静かに考える場所として、9月22日に開設されました。 […]
20年目の「9・11」(OGC-1)
今日からちょうど20年前の2001年9月11日。私は外交官補として米国NYで暮らしていた。世界貿易センタービルが崩れ落ちるのを目の当たりにして「世界が変わる日」を実体験した。テロ首謀者を匿うアフガニスタンのタリバン政権 […]