この年末年始、「2023年に日本は再生できるか」みたいな報道特番がよく放送されていた。だいたいどの番組も、かつて「Japan as No.1」と言われ世界経済を牽引していた我が国が、過去30年間で国力を相当低下させてし […]
日本の置かれた状況-3つの「今そこにある危機」(OGC-12)
日本が、政治、経済、外交など様々な面で、厳しい状況に置かれており、そして世界のなかで存在感が減退しているということについて前回書いた。悲観的なことばかり書いても何も生まれないので、それでは将来に向かってどのように進むべ […]
日本の置かれた状況-減退する存在感(OGC-11)
前回まで地球規模の現状分析を行ってきたが、今回からしばらくは、私たちが住む日本に焦点を絞って考えていきたい。 日本の現状は正直イケていない。 生徒たちにこう言うとあまりピンとこないようにみえるが、それは、いまの10 […]
危機の時代への向き合い方-シン・セカイへ(OGC-10)
地球の長い歴史に較べれば、一個人の生涯は一瞬の出来事にすぎない。だからといって、すべての人が、自分の人生など取るに足りないと諦め、未来のことを真剣に考えることを止めてしまったら、人類の将来、地球の将来は、破壊的なもの( […]
危機の時代への向き合い方-コロナ禍が残したもの(OGC-9)
激動の国際情勢をどのようにみるべきか。 本ブログで1年間にわたって書いてきたが、今回と次回の2回でこれまでの小括をしたい。そして次々回からは、その激動の世界の片隅にある私たちの日本に焦点を当てていくことにする。 国 […]
人間存在の価値の見つめ直し(OGC-8)
この数年のIoT、AI技術の進歩は目を見張るものがある。5年前の自分が、現在の生活様式を想像できなかったように、現在、5年後のそれを想像することは困難だ。AI技術は加速度的進歩、指数関数的進歩を遂げるので、過去5年間よ […]
価値観の相対性-自由、民主主義、法の支配(OGC-7)
民主主義というシステムについても、注意が必要である。 ヒトラーも、プーチンも、民主主義体制のなかで正統に選ばれたリーダーである。当時のドイツ、ロシアは、私たちの民主政治とは異なるのだ、独善的指導者の暴走を抑えられなか […]
価値観の相対性-資本主義(OGC-6)
昨今、資本主義円熟期の暗い側面について焦点が当てられることが多くなっている。経済的不公正の問題にとどまらず、気候変動、度重なる自然災害と疫病流行、核兵器戦争の危険性、軍拡、技術的破壊などの地球規模課題に対して、資本主義 […]
価値観の相対性(OGC-5)
この10年、20年を「激動の時代」と考えなければならない最たる理由は、価値観の相対化、流動化が速いスピードで進んでいるということである。政治、経済、国際関係、科学技術の変化などは、いつの時代にもみられる珍しくないものだ […]
世界情勢の見方(OGC-4)
私はサラリーマン時代、週3回以上は夜飲みに行っていた。仕事上の付き合いの席では、米中対立、中国の海洋権益、ウクライナ、アフガン、ミャンマーなどの地域情勢が話題になることが多かった。しかし、いまは、そのようなテーマではな […]